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« 60年代、70年代 | メイン | CAFE DE DIANA GALERIE 更新情報 Vol.080 »

2016年9月28日 (水)

妖精達

今日はBARではない。ガソリンスタンドである。

最近はガソリンスタンドの数も減り、探すのにはちょっと大変。

僕の行く所は常に1つの所で済ますが、遠出している時探すのに手古摺ってしまう。

今日は車にガソリンを入れ、久々の洗車。

洗い終わるまで、スタンド店内のカウンターバーで外を眺めていた。

すると爆音と共にグレーのGTRが入って来た。

窓が開いた。運転席に居たのは美しい女性であった。

GTRに女性、それも本人が運転。窓から見える、スタンドマンと話をする赤い口紅だけが動いた。

しかしこちらは店内だから声は聞こえない。

スタンドマンとの会話が終るとドアが開いた。

彼女のスタイルは、シフォンの重ね着のドレスである。

それにもっと僕を驚かせたのは、彼女の足元である。

その柔らかなドレスとまったく異質の、赤いF1のレーサーが履くショートブーツである。

彼女は隣りの席にあるサンダルを取り出し、ショートブーツの紐を解き、

そのエレガントなサンダルに履き替える。

脚を組む仕草が女性らしく、GTRと相反するものであった。

履き終えるとスタンドマンにキーを渡し、僕の居る店内に向ってくる。

歩き方と様子、まるでファッションショーのマヌカンのようだ。

彼女は店内で煙草をバッグから取り出し、一本口に銜える。

僕は好奇心のもと、尋ねてみた。

「マニュアルですか?」彼女は一言「そうです。」

だからレーシングシューズなのだ。

僕は昔、プリンススカイラインGTBに乗っていたことを話すと、

やはり車が好きとみえて、「あ~あ、『箱スカ』ネ」と答える。

この短い彼女との話の中にスタンドマンが割り込んで来た。「ハイオク満タン入りました。」

カギを受け取ると、僕に「さよなら」の会釈をして、彼女は再び靴を履き変え、ドアを閉め、

爆音とともにそこを去っていった。

今日の妖精はいつもと違い、香水の香も金の粉も何もない。

ただ爆音だけが僕の耳に残った。

しかし、人の前に出る時、たかがガソリンを入れる数分だけの為

レーシングシューズとサンダルを履き替えるというファッションに対する拘りに対して

僕は敬意を表した。

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