女の色気 3
女の色気 3
もう色気の話はこれで最後にしよう。
色気を醸しだす、つまり醸するとは「発酵して、酒が出来ることを言うようだ」
というところまでは感じ取ったが、どうも外見から判断するような物ではないことが分かってきた。
例えば、短いニットのセーターから背中の肌が見え、ショートパンツから脚線美が見えたとしても
これは色気と言うか?
色っポイと言うより、若いという躍動感が見られるだけで決して色気というものではない。
ある一定の男達から見ると色気と言うかも知れないが、
何回か色気に関して書いているうちに、色気とは、長い人生の中
学び、よく見て、感動し、悲しみも味わい、
その人が生きてきた中で、幾つもの身に刻まれてきたこと、経験がその人となりを醸しだし、
色気という物になるのだと感じてきた。
やはり色気は仕草から生まれ、その人が経験して見てきた、洒落た洋服や色の組み合わせもしかり、
話しをする言葉も知性があり、そして物を知っている教養もあり、
美しい物を見ては美しいと感じる心があり、そしてそれら全てに遊び心がある。
最後にその人の健康美であろう。
その知性、美意識、遊び心があって、やはり健康でないと色気を醸し出すことは出来ないだろう。
さて、自分はと言うと、知識も美意識も遊び心も、全て人から聞いたり学んだことで
自分は何も持っていない、無も存在である。
これから勉強しなくては、酒が発酵し過ぎて不味くなってしまう手前であろう。
では皆様も頑張って下さい。
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