あのシャルル ジュルダンよ、もう一度 その16 (販売1)
研修が終わると、売場に出て靴を売ることが出来るようになった。
売場は、靴を売る担当とバッグ・雑貨を売るブティックエール、
その上に売場責任者のプルミエールが居た。
販売員は番号が付けられ、朝来た順に、紙に自分の番号を書く。
するとお客様が来店すると、その番号順に呼ばれて接客をする。
もちろんフランス人が日本のお客様にあたることがあるが、
その場合青年が通訳をする。
その当時は、日本ではニュートラと言う物が流行っていたらしく、
日本人は紺色を求めていた。
休息室で順番を待っていたら、呼ばれた。
フランス人の販売員が日本人を接客することになった。
日本人は「紺の靴と紺のバッグ」を希望された。
その言葉がまずかった。
「紺(コン)」と言うのは、フランス語スラングで「お馬鹿」と言う意味。
接客終了後、その販売員に呼ばれて
「何故君はお馬鹿呼ばわれされなくてはいけないの?」と質問された。
「紺色」と「コン」と説明をして納得していたが・・・。
言葉と言うのは難しい物だ。
2011年10月17日 ブルーのワンピースの女の子 (透明水彩 545mm×788mm)
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◆僕の常設展のお知らせ
期間:2013年4月13日(土曜日)~6月末
展示会場:リストランテ「VIGORE」(ヴィゴーレ)
僕の絵の展示は、いつも美味しい物がある所。
今回も、あのイタリアンレストラン。
レストランだから、お茶だけでは駄目。ぜひイタリアの味をお楽しみ下さい。
いつものように「花より団子」だと思う。
詳しくは下記をチェック。
・VIGORE
(月曜日定休)
2011年11月5日 オテル サン トーマス ダカンの室内より(透明水彩 545mm×788mm)