日本と言う国は素晴らしい国だ。何故って、お洒落の為に四季があるから。
俳句だって、五・七・五の文面に
必ず季語を入れて表現していく素晴らしい文化だ。
もちろん一年中常夏にも憧れるけど、
だからと言って一年中Tシャツに短パンと言うのもわびしい気がする。
日本の四季メドレー。
3月弥生は、ひな祭りから始まる。
ちらし寿司、あられ、ハマグリの吸物、草餅、菜の花。
洋服だって春だからうきうきして、
アイボリー地にいろいろなパステル色がミックスしたニットに、
ハマグリの吸物色のレザーのスカートとか。
菜の花色のシャツを探したりと
楽しいわくわくとした春を迎えるのだ。
この様に食べる物の季節感で洋服を想像してみよう。
4月は卯月で、花見の団子。
5月は皐月、端午の節句、ちまきに柏餅。
葉の色と和菓子のピンクは外国の発色とは違う。
なんて絶妙な組み合わせ!
そしてお風呂に入れる菖蒲も香りがいいねぇ。
6月水無月は夏至。さくらんぼ、桃、梅。
そろそろ肌を焼きたくなって、肩を出したくなって来るだろうな。
7月文月で、七夕。
そう、夏が始まる前に恋への思いを短冊に託すのです。
七夕素麺に、じゅんさい、はも・・・そして風鈴。
じゅんさい色の麻のジャケットにホワイトジーンズ、
それに茶のマットパイソンのサンダル。そして夏を迎える。
8月葉月とはいえもう立秋、お盆。
何と情緒のある事、浴衣姿で団扇片手に盆踊り。
精進揚げ、かき氷、花火に、そうそう鰻も忘れてはならない。
蒲焼の色!濃い茶と黒。暑いけどそろそろ秋が恋しい。
9月長月はお彼岸でお月見の月見団子、衣かつきにサツマイモ。
そしてサツマイモを食べながら秋のお洒落を考える。
この色も秋のポイントカラー。
10月神無月は寒露、まつたけ、菊花びたし、サンマに大根おろしが良いねぇ。
七厘で、ベランダで団扇でパタパタやりたいもの。
11月霜月、もう美味しくなる里芋。
12月は先生も走って師走、カボチャにユズ湯。
カボチャの色は、お芋の色より暖かみがある色で
冬のポイントカラー。
1月睦月、おせち料理に、
七草(せり、なずな、ごきょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ)、
そして鏡開き。
2月如月節分で、豆撒きに、イワシですかぁ?
そして松竹梅の梅で締める。
どうです?洋服も想像できますでしょ?
最近は春になるとサンダル、秋にならないうちにブーツ
と言う人が見受けられるけど、日本には四季がある。
だからそれに合わせたスタイルがあるべきである。
スーツだって冬はカシミヤ入りの素材やツイードから
薄手の裏付きウールになり、
背抜き(上着の背中の裏を付けない)のサマーウールを着てから、
なんとなく夏に麻やコットンを着たくなる。
婦人靴だって四季がきちんとあるのだ。
冬が終わって、春はやはり
コンビの甲まで来る深いパンプスが欲しくなる。
そしてオープンパンプスで4月を迎え、
5月ゴールデンウイークで、スポーツシューズが欲しくなり、
6月ヒールのあるサンダルを履き、
夏にホテルのプールでミュールを履く
(ここで履くのです、ミュールは! 決して街では履かない。
水着から出る脚をより長く見せる為に生きているサンダルなのです!)。
そして、ビーチ用の可愛いベタサンダル。エスパドリーユも欲しい!
秋を迎えるに当たっては、
やはりスエードのオープンパンプスから入り、パンプスに移り、
深い靴か紐縛り。
そして11月くらいからブーツ。
12月はちょっと気取ってパーティーシューズ。
1月に必要なのは、スキーが終わってホテルでくつろぐ時、
雪道を散歩する時の毛皮付きアフタースキーブーツも欲しい、
などとまた一年が過ぎて行く。
ただ日本は湿気があるので、
大事なもののメンテナンスはきちんとしないとね。
